明け方の惑星集合を撮る
- 揖斐谷 -










前日の雨は上がったものの、気象予報に反して明け方近くまで靄がかかり続けた。
靄が覆うということは空気中の水蒸気量が多いということ。
やはりというか、ひどい結露に見舞われた。
懐炉2つに結露防止ヒーターを最大温度に上げる。

せっかく徹夜しているのだから、、、。
みずがめ座η流星群はともかくも、夏の天の川ぐらいは撮りたい、
カメラ2台を動かし続けると、いつの間にか薄雲は南へと去り、天頂には天の川が横たわった。

今朝の天文薄明は3時27分。
東の空が明るくなり始めた頃、画像の右端、天の川の下に見えるみなみのかんむり座に向かって土星が、続いて火星が一直線に伸びながら山際から出てきた。
あと少しかなぁとどんどん明るくなる東の山際を見つめていると、木星が出現、続いて金星が顔を出した。
本当は火星と木星の間に天王星があるはずだけれど、さすがに霞のかかった空を超広角レンズで撮っているので、これは難しい。

辺りはすっかり夜明けの気配。
寒さに震えながら撤収した。




12mm、ISO500、f2.8、71秒、LEE SP-31 ソフト №1使用、長秒時ノイズリダクションなし、Raw、赤道儀で恒星追尾撮影

α7RM3 + FE 12-24mm F2.8 GM
2022年5月2日03時51分撮影